第53回 全国消防救助技術大会 兵庫県・神戸市
全国各地の地区大会を突破した 救助隊員が 神戸に集結
令和7年8月30日(土)。朝早くからよく晴れたこの日、最高気温の予想は35℃ですが、この夏最も暑いのではないかと思われる天候のもと、兵庫県立広域防災センター兵庫県消防学校に於いて第53回全国消防救助技術大会(以下全国救助大会)が開催されました。会場内は大変暑く来場者の熱中症が心配されるなか、何人もの神戸市消防局の隊員が背中に水を背負い打ち水をしていました。また屋内に一般来場者用のクールスポットも設置され暑さを冷ます工夫もされていました。
全国47都道府県の地区大会を突破した精鋭達が一同に集結し頂点を目指すこの大会。卓越した消防技術を競いあいます。
会場に入る隊員達の表情にはこれから行う訓練へ向けほどよい緊張感を浮かべていました。
















斎藤知事は挨拶だけでは帰らずに、しっかりと訓練をご覧になっていて感動しました
安全確実性と所要時間を競いあう
全国救助大会で行う訓練は、陸上の部と水上の部に分かれており、それぞれの部に隊員ひとりひとりが基本的な技能を練磨する「基礎訓練」と、 隊員個人の技能とともに隊員間の連携を練磨する「連携訓練」、さらに使用する器材や訓練要領等を定めず出場隊員の創意工夫のもと訓練想定から救助方法までを披露する「技術訓練」があります。
陸上の部は7種目あります。ロープ渡過の基本的訓練の「ロープブリッジ渡過(基礎訓練)」、ビルや地下街などで煙に巻かれた人を救出するための訓練の「ほふく救出(連携訓練)」、 建物や河川の中州などに取り残された要救助者を隣の建物等から進入し救出することを想定した「ロープブリッジ救出(連携訓練)」、地下やマンホール等での災害を想定した「引揚救助(連携訓練)」、 災害現場の様々な障害を想定した「障害突破(連携訓練)」、災害建物への進入など消防活動には欠かせない訓練の「はしご登はん(基礎訓練)」、 器材を使わずに登はんする訓練の「ロープ応用登はん(基礎訓練)」があります。
【ロープブリッジ渡過】
水平に展張された渡過ロープ20m(往復40m)を、往路はセーラー渡過(水平渡り)、復路はモンキー渡過(猿渡り)で渡ります。ロープ渡過の基本的な訓練です。

福島県・郡山地方広域消防組合消防本部

北海道・北留萌消防組合消防本部

香川県・高松市消防局
【ほふく救出】
3人1組(要救助者含む)で2人が空気呼吸器を着装して長さ8mの横穴内を検索し、要救助者を屋外へ救出した後、2人で安全地点まで搬送します。ビルや地下街等で煙に巻かれた人を救出するための訓練です。

茨城県・日立市消防本部
岡山県・美作市消防本部

宮城県・仙台市消防局

岐阜県・恵那市消防本部

和歌山県・日高広域消防事務組合消防本部

熊本県・八代広域行政事務組合消防本部

群馬県・桐生市消防本部

京都府・綾部市消防本部
広島県・福山地区消防組合消防局

高知県・高吾北広域町村事務組合消防本部
【水上の部・基本泳法】
「じゅんか飛び込み」で入水した後、常に顔が水面に出た状態で、基本的な泳法である「ぬき手」と「平泳ぎ」でそれぞれ25mずつ泳ぎます。水難救助の基本的な泳法を習得するための訓練です。







日々積み重ねてきた訓練の成果を存分に発揮
日頃の救助訓練や自身の体力練磨に加え、毎年開催されるこの全国救助大会に向け、日々トレーニングに勤しむ隊員たち。 個々の訓練成果と仲間との連携が結びつき、強い絆で結ばれた隊員たちが結集しその力を発揮します。
【はしご登はん】
自己確保用の命綱を結索した後、垂直に固定されたはしごを15m登はんします。災害建物への進入など、消防活動には欠かせない訓練です。
岐阜県・多治見市消防本部
福島県・須賀川地方広域消防本部

長崎県・県央地域広域市町村圏組合消防本部




岡山県・新見市消防本部
北海道・富良野広域連合消防本部


【障害突破】
5人1組(補助者を含む)で4人が緊密な連携のもと、一致協力して「乗り越える」「登る」「渡る」「降りる」「煙道を通過する」の基本動作により5つの障害を突破します。災害現場の様々な障害を想定し、いかなる状況下においても、対応することを目的とした訓練です。

兵庫県・伊丹市消防局

広島県・尾道市消防局

愛知県・岡崎市消防本部

千葉県・市川市消防局

新潟県・新潟市消防局

香川県・高松市消防局

滋賀県・甲賀広域行政組合消防本部

神奈川県・横浜市消防局

神奈川県・海老名市消防本部

青森県・八戸地域広域市町村圏事務組合消防本部

静岡県・駿東伊豆消防本部

石川県・金沢市消防局









